閉塞性動脈硬化症
fig.16
生活習慣病の危険因子、特に喫煙と糖尿病を背景に末梢動脈の病的動脈硬化による血管狭窄が進行すると血流障害を来すようになります(fig. 16)。その結果、歩行時に筋肉への血流が不足するために、ふくらはぎが痛くなる間歇性跛行を生じます。症状は脊椎管狭窄での坐骨神経痛と似ていますが、四肢の血圧を同時に測るABIで下肢血流を評価することで容易に鑑別ができます。血流障害がさらに進行すると足先が冷たくなり、指の先端が青紫色となり痛みが出るようになります。
診断:
ABI、CT血管造影、下肢動脈血流エコー