自律神経機能検査


fig.a

リアルタイム自律神経解析検査(きりつ名人:クロスウェル社)は、心電図・血圧(必要に応じて酸素飽和度)を連続測定しながら起立負荷をかけ、心拍変動を解析することにより「安静・起立・立位・着席」各時点の自律神経機能を評価する検査です(fig.a)。
自律神経の状態と負荷に対する反応を交感神経と副交感神経の強さとバランス、そしてその変動という観点で数値に基づいて解析します。従来の自律神経機能検査であるシェロングテスト(臥位と立位で血圧変動を調べる)とは比較にならない詳細な情報が高い精度で得られます。検査中は交感神経と副交感神経のバランスや反応がリアルタイムにモニターに表示されます(fig.b)。


fig.b

また、心電図波形と血圧が連続でモニターされますので、症状と関連する不整脈の出現や異常な血圧低下なども確認することができます。 自律神経失調は交感・副交感神経の対応力とそのバランスの不適正によるものですが、従来は問診だけに頼った主観的な診断にならざるを得ませんでした。しかし、この検査により客観的なデータに基づいた判断を行うことが可能となりました。自律神経機能検査により諸々の症状における自律神経失調の関与を客観的に評価出来るばかりでなく、失神の鑑別疾患にあがる起立性低血圧、神経調節性失神(心抑制型・血管抑制型・混合型)を診断するための信頼できるデータを得ることが出来ます。また、最近の研究からは神経症やうつ傾向を判断のための情報にもなることがわかってきています。