超音波検査装置


fig.6

超音波検査は循環器診療におけるもっとも重要な検査であるといっても過言ではありません。超音波検査は迅速かつ非侵襲的に病態を可視化します。実施される超音波検査の内容と精度は直接的に循環器診療そのものの質を左右します。
当院の超音波検査を担当する加藤技師は日本の血管系4学会(日本血管外科学会、日本脈管学会、日本静脈学会、日本動脈硬化学会)が合同で血管系疾患に関する高度な専門知識と熟練した検査技術を有することを認定した数少ないCVT(Clinical Vascular Technologist; 2016年までの認定者数は全国でわずか1,159人)の一人です。さらに心臓・血管領域に留まらず全身のほぼすべての臓器に対する超音波検査の認定を受けており、豊富な症例経験に裏付けされて心血管系の超音波検査の際に偶然他の臓器の重大な疾患が指摘されることも稀ではありません。
検査技師の高い能力が余すところなく発揮されるためには相応の超音波診断装置が必要であり、当院では平成30年よりGE社(GE healthcare Japan)の心血管系超音波診断装置の中で最高峰のVivid E95が導入されています(fig.6)。


fig.7

このフラッグシップモデルはコンパクトなボディながら1秒あたりDVD1枚以上にもなる膨大なデジタル信号を処理して画像化するビッグデータイメージング機能を有しており、これまでにない空間分解能と時間分解能で鮮明な超音波画像を提供します。高度な表現力による新次元の精細画像は微細な輝度差を適切に表現する有機ELディスプレイに忠実に描出され精度の高い診断に貢献します(fig.7)。
コンピューターの高性能化に伴い壁運動解析、駆出率計算などの解析処理、あるいは画像加工や過去データとの比較など診断をサポートする機能も従来機よりはるかに高速かつ正確に行えるようになりました。この超音波診断装置の高い潜在能力は心臓超音波検査のみならず頸動脈や下肢静脈などの血管超音波検査や腹部超音波検査などにおいても遺憾なく発揮されます。